パソコンが壊れた時にデータ復旧を行う方法
基本的には事前にバックアップをとっておいてそれを活用するしか方法はありません。
Windowsには無料で利用できるバックアップツールが3つあります。
- システムイメージバックアップ
- ファイル履歴
- robocopy
各々について解説してみたいと思います。
まず、1のシステムイメージバックアップは利用しているデータのすべてを補完する方法です。
単純にバックアップした時点の状態に戻すだけならばこの方法が1番簡単です。
2のファイル履歴はユーザーが作成したデータを保存する機能です。もしこのデータしかバックアップされていない場合はシステムの復旧のためにはOSの導入やアプリケーションソフトの導入設定などを行う必要が有ります。
3のrobocopyですがこれはもともとWindowsサーバーのツールキットに提供されていた機能で現在ではパソコンのOSにも付属しています。
この機能はデータのコピーやフォルダの同期などに優れていてWindowsサーバーのバックアップに利用できるほどの信頼度があります。
各機能の特徴を表に纏めてみました。
システムイメージバックアップ | ファイル履歴 | robocopy | |
OS保管 | ○ | X | x |
アプリケーションの保管 | ○ | x | x |
ユーザーデータの保管 | ○ | ○ | ○ |
保管時間 | x | ○ | ▲ |
設定の容易さ | ○ | ○ | x |
信頼度 | ○ | ▲ | ○ |
保管先 | 外付HDDなど | NAS、外付HDDなど | NAS、外付HDDなど |
他のパソコンでの利用 | X | ○ | ○ |
この表からも判る通り例えばパソコンのハードディスクが壊れた場合完全にもとに戻すためにはシステムイメージバックアップが必要となります。
ただバックアップに時間を要するため日々行うことは現実的に難しいものです。
現実的にはソフトを導入したなどシステムの変更が発生した場合にシステムイメージバックアップを行い日々はファイル履歴、もしくはrobocopyコマンドを利用してバックアップを行うのが良いのではないかと思います。
実際の運用(管理人の場合)
管理人は現在メインで2台のパソコンとタブレットを数台利用しています。
バックアップ状況を纏めてみると
デスクトップ パソコン |
ノートパソコン | タブレット | |
システムイメージバックアップ | ○ | x | x |
ファイル履歴 | x | ○ | ▲ |
robocopy | ○ | x | x |
このような形になります。
ポイントとしては極力手間をかけずにバックアップを行うことです。
管理人はズボラなので手間がかかる方法は長続きしないので極力自動でバックアップされる方法を選ぶようにしています。
タブレットをなぜわざわざ書いているかというと基本的にはタブレットでは更新作業はしないのですが簡単な変更作業をした時の対応としてデータはマイクロソフトのオンライストレージサービス(ONE Drive)に保存するようにしておきファイル履歴の機能で一緒にバックアップを取っているためです。
デスクトップパソコンは動かなくなると大変なので拡張しているハードディスクのシステムイメージを保管しておき、データに関してはNASにバックアップを保管しています。
ノートパソコンはデータの保管を主体にファイル履歴にバックアップしています。
まあ正直万全とは行かない状態ですが一番気をつけているのはメインPCであるデスクトップパソコンのデータをなくさないように気をつけています。
各機能の使い方はこちらの記事を参考にしてください。
システムイメージバックアップ関連
・あなたのパソコンを守る システムイメージバックアップの取り方
ファイル履歴関連
・パソコンでデータ削除しちゃった どうしよう?? というときの対策
robocopyコマンド関連
ごめんなさいそう言えば記事がありませんでした。
近々記載するようにします。
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