巷で評判になっているようなのでiOS9コンテンツブロッカーについて調べてみました。
コンテンツブロッカーとは
WWDCで新しいiOS9の機能として発表された新機能でiOSやMacでSafariに表示する項目を、自動的に制限してくれる機能だそうです。
iOSでは、コンテンツブロッカーは、App Extensionとして提供されます。
制限の仕方としてはcssで指定された特定の要素を非表示にしたりできる様です。
これは何を言っているかというと標準機能だけでは既往せず、別途サードパーティーで開発されたプラグインを利用する事によって利用できるようになる機能です。
また、この機能はSafariでのみ有効で他のブラウザを利用する際は影響が有りません。
何が問題となっているのか?
この機能を提供する目的が「Ad広告」をブロックする事だからです。
現在インターネットサイトを利用して「Ad広告」が表示されないサイトはほぼ無いと言って良い状況なのでサイトを運営している側では重大な問題です。
なにせ収入源の広告が表示されないのですからね。。
また、ウエッブサイトを運営する管理者がアクセス分析をする際に利用する「Google アナリティクス」もブロック機能が働いて動作しなくなると言われています。
サイトを運営する側からするとかなり影響が出る可能性が高いです。
実際にコンテンツブロッカーを使ってみた
実際にどのように動作するか確認するためにコンテンツブロッカーを導入してみました。
<<環境>>
機種:iPad air
iOs:バージョン9.0
<<導入プラグイン>>
・Crystal
・1Blocker
※コンテンツブロッカーに関しては他にも多数存在している様ですが今回は有名処の2つを導入してみました。
導入手順
プラグインはアップルのapp storeでアプリとして提供されているのでこちらダウンロードすることになります。
※9月20日時点でCrystalが120円、1Blocker(アプリ内購入有り)となっています。
アプリ導入後アプリによって少し設定の仕方が違いますので手順を分けて記載します。
1Blockerの場合
アプリ導入後まずアプリを起動します。
起動して、この画面で有効(Enabled)にします。
※無効(Disabled)状態の場合は文字がスクロールするので判り難いですが真ん中のボタンをタップすれば大丈夫です。
次にiOsの設定を開きます。
次にSafariを選択して右のウインドウの「コンテンツブロッカー」を選択します。
※「コンテンツブロッカー」の項目はアプリを導入すると自動的に表示されます。
アプリをオンにすることで機能が開始されます。
Crystalの場合
Crystalの場合は手順は割と簡単です。
アプリ導入後iOsの設定画面を開きます。
先の手順と同じように「コンテンツブロッカー」の画面を開いてCrystalを有効します。
実際に使ってみた!!
実際に利用してみると2つのプラグインでは結果が異なる様です。
1Blockerの場合
管理人の運営するサイトで試してみました。
トップページのAdsence広告が表示されていません。
右バーの広告2つのうち1つが表示されていません。
記事中のAdsence広告も表示されていません。
Crystalの場合
元々あった広告スペースすら表示されていません。
こちらは2つとも広告が表示されています。
記事中のAdsence広告もスペースすら表示されていません。
共通
別サイトで画像リンクの場合
画像にアフェリエイトリンクがついている場合は問題なく表示されるようです。
Google検索をした場合
元々検索結果に広告が表示されていたのが
広告が表示されなくなりました。
Google アナリティクス
リアルタイムで確認したところカウントされませんでした。
使ってみたまとめ
プラグインの種類によって結果が違うようですがかなりの効果が出る様です。
開発が必要な機能なので各社の対応状況によって毛xT化が異なると推測されます。
また、日本特有の広告は表示されGoogleのAdsense広告は全て表示されないのは開発会社が海外のためなんでしょうかね。
それにブラックリスト的なものを利用しているようなのでそれの更新が追い付かないという事もあるのかもしれません。
結論的な事
結果だけ見るとウエッブビジネスにかなり影響を与えそうですが、これと同じような機能は他のブラウザでも既に提供済みですがやはりプラグインでの提供であまり利用されていないのが実情の様です。
また、Googleの検索結果に広告が表示されないのは検索エンジンのビジネスモデルにも影響を与えそうな内容です。
ただ、わざわざこの機能を導入してまで利用する人がどの程度いるのか今後の推移を見守るしかなさそうです。
管理人的にはGoogle アナリティクスで見ている数字がさらに信用できなくなるのは少し残念ではあります。
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