背景
茶道教室などに参加して指導してくれ先生の指導が例えば「騒々しい」「頑張ってね」などのアドバイスを貰うことが有るのですが具体的にどう直せば良いのか判らないという事があります。
また、茶道教室が有る場所も限られているので住んでいる場所によっては茶道をさはじめられないというような状況が発生してしまう場合も有ります。
そこで茶道をデジタル化することでだれでも美味しいお茶をいれられるようにと考えられたのが「どこでも茶道」です。
どのようにデジタル化するのか
作られた東北大学 工学部3年の松田佳歩さん(21)は研究で使っている加速度センサーを利用して出来ないかと考えて実現されたようです。
評価ポイントとしては自身の茶道の経験から
おいしさを決める4要素
- 口当たりのなめらかさ
- 泡のきめ細かさ
- ムラの少なさ
- 温度
で評価できると考え以下の4つの指標で評価する仕組みを実現化したのがどこでも茶道」です。
(1)ひじは固定して手首から先だけを動かし
(2)円ではなく直線状に揺れる振り子のように
(3)毎秒6回往復させて
(4)表面温度を56度にする
実際にテレビで茶道の先生がテストに挑戦していましたが90点(100点満点)の高得点を出していました。
管理人の感想
古来からの茶道をデジタル評価して勘所の難しいところを簡単に学べるようにするというのは大変素晴らしい取り組みだと思います。
将来ロボットに茶道を教わるような時も来るかもしれません。
まああまりそんな状況は想像したくはありませんが。。
ただ、茶道はお茶を美味しく入れる入れ方とは違いますし、テレビ番組の中でお茶の入れ方は今の4つの評価項目以外の要素もあるようで文字通り「どこでも茶道」が実現するためにはまだ改善の余地はありそうです。
でも判り難い世界を判り易く表現するというのは実に素晴らしい事ですし、匠の技の解明をして多くの人が取り組めるように出来るのは何か未来を感じさせます。
コメント