コンピュータ2045年問題とは?
コンピュータ関連の問題の話は以前から色々あるお思います。
例えば
2000年問題、2038年問題などが有名でしょうか。
2000年はプログラム内の日付定義を2桁と定義していて2000年が’00年となってしまいエラーを起こすというものです。
また2038年問題はコンピュータ開発言語のC言語の日付が一蹴してしまうというもので、
プログラムの設計やOSの設計に起因するものです。
ところが2045年問題の本質はこれらの物とは全然違っていて全人類の脳の演算能力よりも一台のコンピューターの方が能力的に上回り且つ、自意識を持ちシステムの改善も自分で行うことが出来る様になるというものです。
このことは技術的特異点とも呼ばれていて
有名なムーアの法則のように能力が増えていくと予想されています。
※CPUの能力は1ほぼ.1.5年で倍というムーアの法則通りに進化してきています。
これを適用すると10年後には101.6倍、20年後には10 321.3倍になります。
また2029年時点でコンピュータの方が人間の脳よりも演算能力が高くなるという予測もされています。
この話を裏付ける内容としてはEU、米国の政府レベルで行われている大脳研究やGoogleを筆頭に米国のIT企業で行われている研究が上げられます。
このあたりのお話は下の松田卓也教授の
松田 卓也 『2045年問題』-コンピュータが人類を超える日-
という動画に詳しく語られていますので一度見てください。
人類滅亡?
2045年問題が起こった時の予想としては
カナダの生命倫理学者ジョージ•ドボルスキーは「技術的特異点」以降の世界について興味深い7つの予想を行っています。
- ワイヤーヘッド仮説
頭に電極を資してコンピュータから送られてくる快楽情報を楽しむ - 人類からの離脱仮説
人類と交流を持つことに価値を感じないコンピューターが、人類から離脱してしまう( simply packs up and leaves) - 影の支配者仮説
マインドコントロール技術でコンピュータが人類を支配する仮説 - 聖戦の勃発仮説
人類とコンピュータの戦争、ターミネーターの世界 - 未知との遭遇仮説
2001年宇宙の旅の世界 - シュミレーションシャットダウン仮説
マトリックスの世界 - 新しい宇宙創造仮説
コンピューターが宇宙の作り方を解明し新しい宇宙を作るという仮説
また、別の仮設では自立型コンピュータの製造賛成派と反対派のハルマゲドン的な戦争を予想している場合も有ります。
結局どうなるの?
2014年時点の状況
管理人が知っているだけでも
- 将棋電脳戦でのプロ棋士敗北
- IBM ワトソンクイズ番組で優勝
- 自動車の自動運転技術
- GoogleのWild Cats
- マイクロソフトの自動翻訳
など既にいくつかの分野では従来コンピュータでは不可能とされていた分野での成果が見られるようになっています。
これからもこういった特定の分野に特化したコンピュータが現れて人類よりも優秀な成績を収めることが予想されます。
職業的のみ従来はどちらかというとブルーワーカーの分野で利用されることが多かったコンピュータ(ロボット)ですが、今後は知的労働者の分野にも進出してくる場合が増えてくると思われます。
極端な事を言うと
企業には意思決定を行う社長のみ存在すればよくその他の人員は全てコンピュータ(ロボット)に置き換え可能となると予測されています。
そんなに遠くない未来でも例えばコールセンターのオペレータなどはIBM ワトソンがやっているような自然言語での検索システムが実現すれば新製品の教育の必要もないので十分活躍できるのではないかと思います。
まあそんなに簡単なことではないかとは思いますが。
ただ上記で述べた弱い人工頭脳(特定分野に対応)は大きな問題ではなくて強い人口頭脳(汎用的な機能)が人類の脅威となる可能性があります。
自立型で汎用的なコンピュータが誕生した時に人類をはるかに超える力を持ったコンピュータが誕生したといえます。
人類最後の発明は
このコンピュータを作ったことがで
それ以降はこの強い人工頭脳を持ったコンピュータがすべて発明を行っていくという可能性もあります。
このコンピュータが全知全能の神になるのか?
悪魔となってしまうのかは今のところ判りません。
ただ言えるのはこのコンピュータの開発を止めることは不可能であろうと思われます。
また、人間の心を肉体と切り離して永遠の命を得るという仮説も有ります。
第二の人生ですかね。。
この様に可能性としては永遠の命から
滅亡まで色々な可能性があると思います。
結論
管理人の結論としては
人類は滅亡
ではなくてこれからも繁栄し続けるのではないかと思います。
コンピュータに強い人工頭脳が備わったとしても所詮人間が作ったものなので限界が当然あると思います。
コンピュータが得意なのは過去データの検索からの推論なので全く新しい事を作り上げるのは苦手なのではないかと思いますし、過去データは所詮人間の知識なので限られたものです。
ただ、過去データを完璧に活用できるだけでも
もの凄い脅威ではありますが。
ありきたりの結論ですが
この結論を実現するにはコンピュータとどう付き合うかということを考えておかねばならないと思います。
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