気象衛星とは
気象要素を観測する人工衛星で中高度気象衛星と赤道の上空にある静止気象衛星があり、日本の現在の天気予報には欠かせない存在となっています。
今回のひまわり8号は静止気象衛星になります。
ひまわり8号の強化点
強化された3つのポイント
- 映像解像度が1km四方から500m四方にアップ
- 映像のカラー化
- データ送信頻度のアップ
まあ実際にはほかにも改善や強化されたポイントは多数存在するようですが本記事では上記3つのポイントを取り上げてみます。
1)映像解像度が1km四方から500m四方にアップ
これによりより高精度のピンポイント天気予報が可能となります。
より狭い地域での積乱雲の発生も捉えることが出来る様になるのでゲリラ豪雨などの対策にも活躍するものと思われます。
2)映像のカラー化
現在のひまわり7号は白黒映像のみに対応していてテレビで見ているカラーの映像はデータ受信後にテレビ局などで加工したものだそうです。
今後はカラー映像を受信できるのでより自然な色の画像が受信できるようになるようです。
これにより例えば火山灰の流れや黄砂の流れなど今までは今までは捉えることが出来なかった自然現象の状況などが判る様になります。
3)データ送信頻度のアップ
これまでの30分間隔から2.5分間隔と多くに頻度でデータの送信を行うようになるのでより自然な雲の動きなどの映像を見ることが出来る様になります。
※観測する場所により頻度が変わります。
この機能とカラー映像の組み合わせにより台風などの動きもより詳しく判る様になる様です。
管理人の感想
気象衛星の高機能化によってより精度の高い天気予報や自然災害対策が出来る様になるのは素晴らしいことだと思います。
恐らくこれからより狭い範囲の天気予報が可能となると思われるのでスマホなどのピンポイント天気サービスもそれに対応した新しいサービスが出来るのではないかと思っています。
でもここの狭い範囲すべての予報を人間の気象予報士が行うのは現実的ではないので機械が自動的に予報を行うような仕組みが出来ると良いなと考えています。
そうすれば現在でも北海道などは天気予報のポイントが少なくて100km以上離れた場所の天気予報を見ないといけない場所があるので改善されるのではないかと思います。
また山なども人口が少ない場所は天気予報が余り提供されない場所があるので危険防止の意味でも重要ではないかと思います。
まあひまわり8号から話がそれてしまいましたがそれだけ期待できる衛星だと考えています。
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