先日UQ WiMAX2+に対して集団訴訟が起こされるという件のニュースが流れていました。
その件に関して管理人pinballが感じていることを書いてみたいと思います。
今回の背景
いま携帯業界では利用者が優良誤認しかねない宣伝が沢山流れています。
例えばかけ放題プラン
これを普通の人が聞いたら基本料だけで電話を幾らかけても無料と認識すると思いますが実際にはかける相手先によっては従量制で料金が掛かります。
ソフトバンクを例にとってみると
表面上の広告は
スマ放題の基本プランで
・通話し放題
・24時間全ての国内通話が無料
・他社ケータイ・固定電話へもすべて通話し放題!
と書いてあるにもかかわらず下記のような対象がと作っています。
まあ国際通話は良いとして0570とかは国内通話ではないのですかね?
また最後の部分の”一般のお客さまの利用態様から著しくかけ離れた利用”とかに該当すると有料になるのも酷いのではないかと思いますね。
家族とかに頻繁に電話すると無料のハズが有料に変わると書いてあります。
<無料通話対象外>
国際ローミング通話料、国際電話通話料、ソフトバンク衛星電話サービス、おしらべダイヤル、0180、0570などから始まる他社が料金設定している番号への通話料、番号案内(104)などは無料通話の対象外です。
その他当社が指定する番号(他社が提供する電話サービスの利用にあたり接続する特定電話番号宛ての通話や、一般のお客さまの利用態様から著しくかけ離れた利用がなされている特定電話番号宛ての通話※1)は、本サービスの提供目的から逸脱していることから、無料通話対象外に指定しています。
でも契約の時にこんな説明は殆どされないですよね。
データ定額についてもパケ放題書いてありますが実際には月間の総量規制と今回問題となっている3日間の通信量規制があるので実態はとてもパケ放題の言葉からはかけ離れた状態です。
こんな状況の中で今回の事件は起こっています。
事件の詳細
UQは元々WiMaxという純粋に使い放題のプランを以前から販売していて今回新たにWiMax2という新サービスの販売が開始されました。
ただこちらのプランは基本月間7GB規制があったり3日間での通信量規制が設定されていたりして考え方的には従来のWiMaxの使い放題ではなくて他の携帯が販売しているようなプランに近いものでした。
しかし、宣伝の際の
・使い放題
・他社のように総量規制ない
・高速通信が可能
といった言葉を多用して従来のWiMaxが高速化したサービスと誤認させてしまいました。
実際には3日の規制にかかってしまうとかなり通信速度が制限されて利用者の期待を裏切ってしまったというのが実情です。
これに関してネットで集団訴訟の動きが出始めて今回の事件となっています。
その後の展開
UQからは以下のような内容の発表が出ています。
- 誤解しやすい広告の表現を変更する
- 規制時の通信速度の向上
youtubeの標準レベルの動画を視聴できる程度とする。
UQコミニュケーションズ
また、違約金なしでの解約についても個別対応を行っている様です。
管理人の感想
UQとしては規約の通知で最初から実施していたつもりなのでしょうが
- 意図的な広告として取られても仕方ない広告文言を使用していた。
- 販売店は都合の悪いことは説明しないという姿勢のお店が多いので誤認されやすい
といった事態から今回の結果は何時かは起こることとしか思えません。
今問題となっている通信速度の表記の件と併せて適正な競争のために適正な表現をしていただけると有り難いですね。
あとこれは私の完全な私見ですが
正直な感想としてはソフトバンクの広告の方がさらにたちが悪いような気がするんですけどね。
でもいつもニュースになるのはソフトバンクではなくてAU(系列)なんですよね。
なぜなんだろう??
コメント