雨が降ると膝が居たくなるというような症状を訴えている人は周りにいませんか?
これは気象病(天気痛)という立派な病気です。
気象病(天気痛)とは
「気象病(天気痛)」とは、天候の変化によって、頭痛や古傷の痛みなどが発生する症状を指す。
原因は気圧の変化。この原因を突き止めたのは
名古屋大学の佐藤純教授です。
まだ研究段階だそうですが仕組み的には耳の中の内耳には気圧の変化を感知し脳に信号を送る“気圧センサー細胞”があって低気圧になるとセンサーが反応するそうです。
センサーが反応するとリンパ液に波が起き、体を動かしたかのような間違った情報が脳に送られてしまうとのことです。
この状態は脳にとって大きなストレスに繋がり、交感神経を刺激してしまいます。
この交感神経は古傷や持病がある部分の痛覚神経と繋がっているため、治った古傷などが痛みだしたりしてしまうのだとのことです。
気象病(天気痛)対策
薬による対策
実は気象病(天気痛)は乗り物酔いと発生プロセスが似ているとのことで乗り物酔い用の薬を服用することで症状を抑えることが出来るとのことです。
用法としては通常の乗り物酔いの対策と同じように症状が出る前に服用することが必要とのことです。
天気予報を見ながらどのような時に症状が出たかを記録しておくと天気予報を見ながら対策を取ることが出来るかもしれません。
※薬を服用される場合は、かかりつけのお医者様に事前に相談されることを強くお勧めします。薬には内耳に働きかける成分が必要とのことです。
GRAN SLEEP(グランスリープ)(微高気圧カプセル)
これはまだ先月稼働したばかりの機械の様ですが
人工的に高気圧状態を作り出してその中に30分程度入ることで2~2日程度症状が和らぐとのことです。
※この機器は薬事法で定められた医療機器ではないので保険適用外とのことです。
※この記事はモーニングバードの放送を参考にさせていただいて記載しています。
出典元:モーニングバード
管理人の感想
気象病(天気痛)は台風の季節だけではなく一般的に冬以外のすべての季節で起こる様です。
よく親戚のおばさんが痛いとか、雨が降る天気が当てられるとか言っていたのを思い出しました。
その頃は子供だったこともあってあまり良く判っていなかったのですが周りの大人たちは湿度が上がるから痛くなるんだろうという話を良くしていた記憶があります。
これがまさか気圧の低下によって起こるとはちょっと驚きです。
でも考えてみれば周りの気象環境が人間の体に大きく影響するのは当然の事かもしれないですね。
気圧を変化させないのが対策の一つと判ってきたようなのでガスボンベ的な微高気圧を簡単に作れる機会が有れば痛み対策としてもしかしたらいいのかもしれないですね。
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