格安SIMとは何?
SIMカードとは
まずSIMカードとはどういうものか知っておく必要があります。
SIMカードとは、スマートフォン、タブレット、携帯電話、モバイルWi-Fiルーターなどの中に入っている小さいICカードでLTEや3Gの通信を行うのに必要なものです。
docomo、au、SoftBankなどと契約した際ははじめから入っています。
SIMカードの種類
- データ専用SIM
ネットだけに利用可能、音声は不可
- 音声通話SIM
ネット・通話が利用可能
利用の仕方としてはタブレットやモバイルWi-Fiルーターなどでインターネットを移用する人はデータ専用SIM、スマホで電話とインターネットを利用する人は音声通話SIMといった使い分けになります。
またデータ専用SIM専用SIMにはSMSに対応したものと対応していないものがあります。
格安SIMの通信回線
格安SIMは通信会社の回線をMVNOと呼ばれる会社が借りて提供してるので基本的にエリア・通信速度等は通信会社と同じです。
現在は殆どがdocomoの回線を利用しています。
例外的にmineoはau回線を利用しています。
※MVNO:
Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)のことで簡単に言うと携帯電話などの無線通信インフラ(ケータイやスマホに電波を送るための基盤のこと)を他社から借り受けてサービスを提供する事業者のことです。
なぜ格安SIMが注目されるのか?
理由としては
- 料金が安い
月額費用が1/3程度になることが多い - 通信エリアが携帯会社と同じ
通信業者の回線をそのまま借りてサービスの提供を行っているので当然エリア・速度共に同じになります。 - 設定が簡単
端末にSIMを差し込んでAPNと呼ばれるMVNO業者毎の設定をすれば直ぐに使えるようになります。
格安SIMのメリット・デメリット
格安SIMのメリット
・月額料金が安い
・電波のつながりやすさは、携帯キャリアと同じ
・電話番号を引き継げる
格安SIMのデメリット
・長時間の通話は割高
かけ放題プランは存在せず、20円/30秒の
通話料金なので割高となってしまう。
・携帯会社のメールアドレスが使えなくなる
・格安SIMを利用できない端末もある
補足:
携帯会社の端末は「SIMロック」と呼ばれる設定がされており他の会社では利用できない設定なっています。
ただ「SIMロック」がかかった機種でも、もともとの携帯キャリアと同じ回線を利用している格安SIMであれば、問題なく乗り換えられます。また「SIMロック」のかかっていない端末は「SIMフリー」と呼ばれており、SIMフリーの端末では、多くの格安SIMが利用できます。
また2015年5月以降発売の端末に関してはSIMロック解除の義務化がされましたのでこの現状も変わってくるものと思われます。
格安SIMの選び方
まず、現在のデータ利用量を把握しよう。
- docomo利用者の場合
My docomo、またはdmenuで確認できます。
- au利用者の場合
auお客さまサポート」ページ、auお客さまサポート」アプリで確認できます。
- SoftBank利用者の場合
My SoftBankで確認できます。
利用する端末を決めましょう。
- docomoで販売されていた端末を利用する場合
au回線の「mineo」「UQ mobile」、ワイモバイル回線の「ワイモバイル」以外の業者はdocomo回線なのでそのまま利用可能
ただし、端末の仕様上テザリングは利用できない。 - auで販売されていた端末を利用する場合
au回線の「mineo」「UQ mobile」で利用可能
テザリングも可能 - SoftBankで販売されていた端末を利用する場合
ワイモバイルでは利用可能であるが機種毎のロックが存在する場合もあるので注意が必要 - SIMフリー端末
アップルの「iPhone 6」「同 6 Plus」、Googleの「Nexus 5」などに代表されるSIMフリーモデルが利用できます。
ただし、下図のように携帯通信会社毎に利用できる周波数帯が異なるので利用する端末がどの周波数帯に対応しているのかも確認をしたいですね。
基本的にdocomo端末xdocomo系回線
au端末 xau系回線
では考慮しなくて大丈夫です。
また、各MVNO業者は自社で独自に動作調査をした端末を公開しているのでそれを参考にすると良いと思います。
※動作保証は各社ともしていません。
いくつかの業者のページを例としてあげておきます・
・OCN
・DMM Mobile
・楽天モバイル
では次の記事で具体的な選定方法を検討してみます。
コメント