・ソフトバンク通信速度1位のからくり
ソフトバンクの「通信速度1位」のカラクリが明らかに | BUZZAP!(バザップ!)」
という記事を読みました。
内容はソフトバンクのスマホの場合必ずデータ圧縮がかかっているというものです。
議事の例では15%~20%位の圧縮が掛かっているようです。
大きさ的には100MBのデータが80MBになる様な圧縮です。
圧縮技術自体は悪いものだとは思いませんがソフトバンクの仕組みは不可逆式の
圧縮が不可避で掛かってしまうというもののようで利用者側からみると迷惑な仕様です。
例えば取引先に画像データを送った場合どちらかがソフトバンク回線を利用していたら
オリジナルを渡すことが不可能になってしまいます。
しかも変わってしまっていること自体を意識できないので問題を起こす可能性があります。
一応ソフトバンクのホームページでは以下のように案内されています。
ソフトバンクホームページ→ご利用の際に通信制御することがある内容について
<<以下抜粋>>
ご利用の際に制御することがあるコンテンツ・サービス
対象 | 説明 |
VoIP(Voice over Internet Protocol)を利用する通信 | 音声通話やテレビ電話などをパケット信号に変換し、データ通信にて実現するサービス |
動画、画像などの一部 | MPEG、AVI、MOV形式などの動画ファイル BMP、JPEG、GIF形式などの画像ファイル |
大量のデータ通信、または長時間接続をともなうパケット通信 | 動画閲覧、高画質画像閲覧をともなうサイト、アプリケーションなど |
・上記コンテンツ・サービスなどをご利用の際、通信速度の制御や各種ファイルの
最適化を行う場合があります(最適化されたデータの復元はできません)。
なお、通信の切断は行いません。
・4Gデータし放題フラット+(2014年1月14日まで)でサブ回線※4ご利用時は、
P2P(Peer to Peer)通信方式を用いたファイル交換や一部のオンラインゲームはご利用いただけません
また、通信速度比較においてもソフトバンクは圧縮後のデータ、他の通信会社は非圧縮の
データで転送速度を争うのですから比較自体が公平な比較ではありません。
この仕組みだと回線の速度比較すする際ソフトバンクの速度は8掛けで見る必要があります。
・今回の結論
通信の圧縮自体は特に問題だとは思わないが不可逆の圧縮を無条件に適用するのは問題である。
例えばファイル圧縮ソフトで圧縮を元に戻してもデータが変わっているというソフトがあった場合
殆どの人はそのソフトを利用しないのではないでしょうか。
また、比較の前提を明らかにせず比較を行うのは如何なものかと思います。
ソフトバンクは少し前もつながり易さNo1というのが有りましたが
誤解しやすいキャッチコピーが多すぎる気がします。
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